古市百舌鳥古墳群、世界遺産暫定リスト入り 倭の五王が眠る巨大古墳群(産経新聞)

 百舌鳥・古市古墳群は、5世紀に中国と積極外交を繰り広げた「倭の五王」が葬られたとされ、仁徳陵古墳は、その規模からクフ王のピラミッド(エジプト)や秦(しんの)始皇(しこう)帝陵(中国)とともに「世界三大墳墓」といわれる。

 両古墳群が築かれた5世紀は、倭の五王が国内を統治し、中国の歴史書に「讃(さん)」「珍(ちん)」などの名で5人の王が記載されている。約100年間にわたって中国に頻繁に朝貢し、皇帝から「倭国王」に任じられた。仁徳、応神両天皇も、この五王に相当するとされる。

 仁徳陵古墳の築造時期は5世紀中ごろで、5世紀前半に亡くなったとされる仁徳天皇と年代的に大きな矛盾はない。

 両古墳群には国内の巨大古墳ベスト10のうち5基が入っている。特に、仁徳陵古墳などが築かれた場所は、当時の海岸線に近いことが特徴。瀬戸内海を渡ってきた中国使節に対し、巨大古墳を見せることで自らの国力を誇示する狙いがあったともいわれ、古代国家発展の謎を解くうえで重要な鍵を握っている。

 白石太一郎・大阪府立近つ飛鳥博物館長(考古学)は「世界にはさまざまな初期国家の形態があり、巨大古墳が次々に築かれた両古墳群は、日本の国家形成のあり方を示す象徴的な存在。世界遺産に近づいたことは喜ばしい」と話した。

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